アラート

仮想化環境において、管理者は次のような状況に遭遇する場合があります。

これらの状況はパフォーマンスの低下につながるため、回避する必要があります。この状況は、仮想化環境でこれらの状況が発生する以前に詳細なSmartアラートを受信することで回避できます。

アラートメッセージは、問題に関する構造化された情報を提供するもので、仮想化環境における迅速な問題特定とトラブルシューティングを可能にします。アラートの分析はデータ収集で始まります。

アラートによって、次のタスクを実行できます。

コンテンツに富んだアラートによって、問題をその発生前に修正しやすくなります。

環境内で突然の変化が生じ、それが検出されると、現象の特定を容易にする事前設定の条件を基にリアルタイムアラート検出 (RTAD) が機能します。現象は、環境内に異常な動作が発生したことを通知するために生成されるメッセージです。現象の原因特定を容易にするデフォルトの設定を基に、分析が実行されます。詳細なドリルダウンが実行され、現象をトリガーした実際の根本原因が特定されます。原因が一定時間にわたって環境内に残る場合は、アラートが生成されます。 アラートはデプロイされる感度のタイプに基づき生成されます。デプロイされる感度のタイプによって、特定の状況に反応してアラートを発するまでの時間が定義されます。原因と根本原因が検出された場合にのみ、問題の詳細説明を伴うSmartアラートがHP vPVコンソール上に表示されます。

 

Smartアラートフレームワーク (SAF) の仕組み

HP vPVコンソールを確認すると環境のヘルスにアクセスでき、これによって注意を要する領域を確認できます。

例:

仮想化環境では、動的メソッドを使用してリソースの需要と使用率との間の最適なバランスを維持できるため、リソースの過剰使用を回避できます。また、環境内に問題が発生した場合には、適切な通知が必要となります。

シナリオ:CPUの可用性が低いことを示す方法

仮想化環境では、CPU使用率が特定の時間帯において高くなる場合がありますが、この状況は解決する可能性があるため、現象になるものとして見なされません。この状況にはさまざまな理由が該当します。

問題が一定時間にわたって残る場合は、現象が生成されます。原因を特定するには、VMの設定に誤りがある、またはワークロードが高いといった理由でホストが飽和状態になっていないかどうかを確認します。詳細なドリルダウンを実行して、問題の根本原因を判断することができます。

現象の根本原因が検出されると、Smartアラートが生成されます。アラートは、HP vPVコンソールのアラートビジュアライザーで確認できます。

ベースラインアラート

アラートコンポーネントによっても、[ベースラインアラート] が生成されます。ベースラインアラートはリアルタイム状況の重大な偏差についての情報を提供します。これらのベースラインアラートは10個のサンプルについてデータが収集された後のみに生成されます。ベースラインアラートは収集されたサンプルデータを操作して傾向を分析するもので、偏差が見られる場合にベースラインアラートのみが生成されます。ベースラインの値がDoNotBotherBelowパラメーターを下回る場合は、ベースラインアラートは生成されません。ベースラインの値が急増している場合やDoNotBotherBelowパラメーターの値を上回る場合は、ベースラインアラートが生成されます。

ベースラインアラートは仮想化環境のパフォーマンスについて前もって対応することに役立ち、間違いのアラートを判定することもできます。

注 :ベースラインアラートは、ディスクおよびメモリについてのみ生成されます。

例:

仮想化環境では、特定の期間におけるホストのメモリ使用率が30%から40%程度であると考えます。ベースラインは最新の10個の収集されたサンプルで計算されます。ベースラインアラートは現在のメモリ使用率が計算されたベースラインより高い場合か、メモリ使用率に急増が見られる場合に生成されます。